10年近く書く仕事をしていますが、避けてきたんです、評論って。
評論なんてできるほど自分は偉くないっていう気持ちがあったから。
頭の悪さがバレちゃうっていう怖さもあったし。
でも、今回は受けました。


今日発売の雑誌『ユリイカ』の「テレビドラマの脚本家たち」特集号。
そのなかで、10ページにわたって「古沢良太論」的な文章を書いてます。
古沢さんは今、堺雅人新垣結衣主演の連ドラ『リーガル・ハイ』を書かれていて、
これから『外事警察』や『鈴木先生』の映画版も公開。
今、最も脂ののっている脚本家でしょう。


『ゼロからの脚本術〜10人の映画監督・脚本家のプロット論〜』という本に協力していただいたこと、また同い年ということもあり、個人的に思い入れのある脚本家さんです。
なので、ユリイカさんから「古沢論を」と言われて、一瞬迷いましたが、
古沢さんについてならば、と引き受けたわけです。
拙い文章ですが、評論(?)初挑戦ということで、あたたかい目でお読みいただければ。


また、『妖怪人間ベム』『怪物くん』『TIGER & BUNNY』などの脚本家・西田征史さんへのインタビューも担当しました。
特集にはほかに岡田惠和さんや坂元裕二さん、宮藤官九郎さんへのインタビューも載っています。
それぞれの聞き手の個性もあり、まったく違うインタビューになっていておもしろいと思います。


ぜひご覧ください、2012年4月27日発売『ユリイカ』。


ほか『ピクトアップ』の連載「ニューカマーに学ぶ映画監督への道!」では、
今年一番笑える映画『テルマエ・ロマエ』の監督・武内英樹さん。
女性向けカメラ雑誌『写ガール』で、表紙の吉高由里子さん。
『Discover Japan』で幅允孝さんのインタビューを担当しています。