木曽の花婿

tmrweb2006-06-11

昨日から、1泊2日で岐阜へ。
岐阜市……。
初めて行ったが、特に都会でもなく、特に観光地があるわけでもなく……。
せっかくだから何か名物料理を、と思ったが、思いつかない。
しかし「岐阜」ではなく、「木曽」というと、なんだか歴史ロマンがある。
実際、木に覆われた険しい山が、街並みの横すぐにそびえ立っていたりして、実はちょっと不思議なロケーションの町。
しかもその山の遥か頂には、城が立っていたりする。
よく見ると、カッコイイ町だ。
岐阜ではなく、「木曽」に改名した方がいいのではないだろうか?


その「木曽」で、学生時代の友人の結婚式があった。
料理がおいしく、ガバガバとワインとシャンパンを飲んでしまったため、ちょっとおかしくなっていたらしい。
式も中盤になると、同じテーブルの誰も泣いていないのに、ハンカチで顔をおさえながらひとり号泣。
自分でも、ちょっとどうかと思うほど泣いていた。
お恥ずかしい。
……いやいや、それだけ嬉しかったのだ。
たとえれば向こうは太陽のようで、こちらは月。
性格はずいぶんかけはなれていたが、苦楽をともにした数少ない友達といえる存在のひとり
この10年で1、2度しか会う機会がなかったものの、心の奥ではたまに思い出し、心配していたのだ。
だからこそ、涙が止まらなかったのだろう。


しかし。
どうもこの結婚はいわゆる「逆玉」らしく──
呉服屋を営む花嫁の両親から、新居のための土地を買ってもらったらしい。
花嫁は、幼いころから日本舞踊を学び、いまは、ウエディング・プランナーとのこと。
やはり、逆玉?
泣いてソンした?