子育て男女均等法

なにげなくつけたテレビがおもしろくて、ついつい夜更かしして見てしまう。
それはNHKの子育てについての公開シンポジウム。
いままでだったらまったく興味も関心も持たずチャンネルを変えていただろうけれど、3ヶ月児を抱え、まさに子育て真っ最中のわが身には、その発言、アドバイス、提案すべてが「勉強になる」の一言。
特に、男性の育児参加と、それができる社会づくりというテーマについては、自分のことを考える良い機会になったと思う。


今、自分が会社に属さず仕事をするスタイルを選んでいるのは、社会と自分がマッチしていないからだったのか、と今更ながら気づいた。
どうマッチできないかというと、生活(家事)と育児の部分。
私は男女平等というか、人間平等がいいし、それが当たり前だと思っているので、できれば家人にまかせきりにせず、ちゃんと家事もしたいし、せっかく生まれたのだから育児もきちんとしたい。
でも、会社員では、それが非常に難しい。
それが難しい社会だ、といったほうがいいかもしれない。
会社員生活を8年ほど続けたけど、残業もあれば休日出勤もあり、それが当たり前だ、世間は甘くないという風潮もあって、がんばってはみたものの……やっぱりそれじゃ息が続かない。
ちゃんと足下を見て、「生活」を営みたいと思って、会社を離れた。
でも、もし「仕事」と「生活」を両立できたら、会社員を続けていたかもしれない。


番組のなかの話によると、家事や育児に参加したいという男性は、40代以下の人たちには非常に多いという。
自分が社会不適応だと思ってきたので、社会が悪い、なんて思ったことはないけど、実は今、特に子育てにおいては、社会が悪いのかもな、と思った。
だから少子化問題が加速しているのかもな、と。


…………なんだかまあ、大人な意見じゃん、ワタクシ。
まあ、もう「父ちゃん」だし。
だから、ママ友ならぬ、パパ友もほしい。
ママ雑誌ならぬパパ雑誌がほしい。
オトコが楽しめる「ku:nel」がほしい。
家庭でも、男女平等がほしい。
雇用だけでなく、男女家事育児均等法がほしい。
そして、みんなが人間らしくハッピーになれる社会に、なってほしい。