いい人見つけました。

 この10年くらい、有望な監督を探すべく、新人監督(長編デビュー作か、2作目くらいの公開がある人)の作品をチェックし続けているのですが、今日観た『旅立ちの島唄〜十五の春〜』はとりわけ出色の作品でした。
 監督は吉田康弘さん。07年の『キトキト!』に続く2作目。沖縄の南大東島を舞台にした、父(小林薫)と娘(三吉彩花)の物語。子どもを持つとこういう話に弱いのですが、それを差し引いても見事な演出で、何度も感涙。近いうちに、人気監督のひとりになるはずです。こんなに太鼓判を押せる人はそうそういません。
 『旅立ちの島唄』は晩春、シネスイッチ銀座ほかで公開とのこと。
 最近は、発売中の雑誌「Discover Japan」で歌舞伎役者・坂東三津五郎さんページを。「ピクトアップ」で、『プラチナデータ』特集(二宮和也さんインタビュー、二宮さん×大友啓史監督対談、メイキングページ)を担当しています。