運命の再会?

“ピクトアップ”誌に連載している「ニューカマーに学ぶ 映画監督への道!」の取材。
今回登場いただいたのは、長編デビュー作『狼少女』が12月に公開される、深川栄洋さん。
初対面とつもりが、お会いしていきなり
「はじめまして、じゃないんですよ」
と言われ、動揺。
「え? どこかでお会いしましたっけ?」


今ではあまり人に言わないことなのだけど、
実は8年くらい前に映画の学校みたいなところに通っていたことがあり。
そこで映画を作ったこともあり。
映画館で公開していただいたことがある。
そのときに彼は、私が作った生涯唯一の映画を観てくれていて、
しかも終映後に「良かったです!」と、わざわざ声までかけてくれていたらしい。
(覚えてなくてすみません……)


そして8年後──映画監督と映画ライターとして再会、というわけだった。
取材する際に「映画、良かったです」ということはあるが、その言葉を自分が言われることがあるとは……。
私は、道を踏み外してしまったのでしょうか?