工業デザイナー・深澤直人

ここ1年くらい、「デザイン」がマイブーム。
infobar」がきっかけなのだが、今日はそれを作った、工業デザイナーの深澤直人さんがテレビに。
NHKの『プロフェッショナル』という45分番組で、彼は初めてのテレビ出演とのことだった。
infobar」購入以来すっかり彼のデザインの虜になり、登場する雑誌を買いあさり、無印良品の壁掛けCDプレイヤー(換気扇のような形をしたユニークなもの)も彼がデザインしたものだと知って驚いたり感心したり。
そこから派生して、原研哉さんや、柳宗理さんに興味を深めたりした。
彼らのデザインは、どれも極シンプル。
しかも、日用品としてきちんと、見事に機能するものばかり。
デザインが良くて、使い勝手も良い。
これまでのモノは、「デザイン」と「機能性」のバランスが悪かった。
だから、自分が本当に欲しいと思えるものが、なかなかなかったのだ。
モノに囲まれて生きているのに、愛着の持てないと、心の潤いがなくなっていく。
彼らのデザインするモノは、生活を豊かにするとともに、心も豊かにしてくれる。
すてきな仕事だなあと思う。
デザインは今、とても大事だ。
社会を変える力さえ持っている気がする。

彼が作るものと同様に、考え方もシンプルだった。
「自分が買いたくなるモノか、否か」
これが判断基準のよう。
番組の最後に言っていた言葉が頭に残った。
「自分が良くないと思ったものは、他人も良くないと思うもの。だから、良いものを作るには、自分をごまかさないこと」