誕生プレゼント

引っ越しを考えるようになってからというもの、家人とは、物件探しの話しかしていない。
物件探しと、1.7ヶ月児の話。
このままでは、家を引っ越し、子どもが巣立ったりしたら、夫婦間の会話がなくなり、いつのまにやら熟年離婚、なんてことにもなりかなねない。
いやだ、熟年離婚は。
そうならぬよう、「物件」or「子ども」以外の、会話ができるきっかけを作っておかなければ。
それで、先日「誕生日プレゼント何がいい?」と聞かれたときに、こう答えておいた。
「ふたりで映画を観に行きたい。そうだ、『ダ・ヴィンチ・コード』が観たい!」


そして、今日、それが実行された。
午前中に御母様&御父様に来ていただき、1.7ヶ月児をみてもらって、我が夫婦は近所の映画館へ。
子どもができてからというもの、ふたりで歩く、なんてことはほとんど皆無。
映画館への10分の道のりをふたりで歩くだけでも、何か違和感を感じ、お互いにちょっとソワソワ。
そして映画館に着いたら、字幕版のつもりが吹き替え版をやっていて、「あらら……」「ま、いっか」と、日本語をしゃべるトム・ハンクスを観る。
謎解きもので、内容もちょっと複雑、というか、背景となる歴史説明なども多いので、字幕だと読むだけで精一杯だったかもしれなく、それはそれで、吹き替え版で良かったのかもしれない。
そして、そんな理由からか、吹き替え版は高齢者に好まれているらしく、我が夫婦以外は、シニア層の方々ばかり。
しかも、ほとんどが夫婦。
やはり熟年離婚の危機回避には、映画が効くのだろうか。


サンボマスターのニューアルバムをようやく聴く。
期待が大きすぎたのか、前作『サンボマスターは君に語りかける』ほどは、ピンとこなかった。
強く語りかけてこない。
ラブソングが多いからか、ふつうにしゃべっていたり、ささやいている印象。
天才は、そう長く続かない。