六本木の裏

昨日依頼を受けた、アート・ディレクター佐藤可士和さん取材。
六本木の事務所に入ってまず思ったのは、広っ!ということ。
たぶん、働いている人は10人以下。
でも、広っ!
ひとりあたり8畳くらいのスペースがあるのではなかろうか。
さらに広くみえるのは、そのスペースにモノがないから。
モノはすべて、入口に整然と並んだ棚の、さらにそこに整然とならんだ段ボール箱にすべて入っている模様。
そのすべてをひっくるめて、佐藤氏の頭のなかを表現したかのようなアートだなぁ、と思わされる。


六本木にはそんなアートな人もいれば、ホリエモンさんみたいなヒルズ族もいる。
そして、夜の男&女たちも。
取材前にひと仕事しようと入ったカフェの、隣に座っていたのは、ホストの男2人組。
営業の一環なのか、2人ともひっきりなしに電話をかけ続けていた。
一段落して言ったひとことが忘れられない。
「うわっ!この女のために今、(電話代)4000円も使っちゃったよ〜! 話、長げえんだよなぁ、チクショウ」
電話の相手から、そんなこと言われていることを知ったら……。
悪魔の世界だ、と思った。