さようなら、丸井さん

朝から天気がよく、気温も高め。
とくれば、海!
今日こそ久しぶりに海に入るのだ。
と息巻いて起きたが、波情報をチェックすると、オーバーヘッド。
……ワタシには波が高すぎ。


というわけで、バーゲンに行けていなかった、近所の丸井へ。
冬恒例の「スパークリングセール」で、しかも、「売り尽くしセール」。
なぜ「売り尽くし」が加わっているかというと、もうすぐ閉店してしまうから。
我が町の丸井が、業績不振のため、撤退する。
昨日のニコンフィルムカメラと同様、このニュースも、けっこう衝撃的だった。


九州の学生時代に丸井が出していた通販雑誌がとても好きで、「丸井=おっされー!」という図式が出来上がり、上京後にまず向かったのが、丸井だった。
東京の最先端は丸井にアリ、と信じて疑わなかったあのころ、であった。
以降、半期に一度の「スパークリングセール」に通い詰めてきたし、この町に住んだのも、丸井があったから。
丸井がある=おっされー!な町 しかも、海の近くでのんびりしてる=自分のためにあるような町!
ということで移り住んだといっても過言ではなく……。
そんな丸井キッズのワタシを残して、どこに行くの? 丸井さん。
──今日が丸井さんとお別れの日になるかもしれない──
そんな感傷をよそに、到着してすぐに1.2ヶ月児がグズり出し、何も買わずに店を出たのでありました。


夜、チャ・ジウと竹野内豊の新ドラマを観る。
1カット1カット凝りまくりで、ガンアクションや爆破など、日韓共同ドラマらしいスケール感とハッタリが効いていて見応えはあるものの、最後まであまり心を動かされることがなく、残念。
自分が(たぶん今の日本人が)、「復讐」というものにリアリティを感じないからもしれない。
家人は途中で飽きたようで、通販雑誌を読むふけっていた。
作り手のがんばりが伝わってくるし、そこまでつまらなくはないと思うけど、「復讐」がネックのような気がしてならない。あと、竹野内豊はなぜ、いつも心に傷を持ったダークな刑事なのか。チェ・ジウは(劇中で言われているように)ほんとうに美人なのか。そのへんにも、問題がありそう。