ファミレスオフィスより

tmrweb2006-01-08

いつのまに成人式が1月15日でなくなったのか。
そのせいで、正月が終わったと思ったら、3連休である。
3連休は嬉しい。
子供のころからの影響で、「連休」と言われると、非常にわくわくする。
しかし、家人が育児休業中かつ私が自由業の我が家では、考えようによっては、1年365日毎日が連休なわけで、世間が3連休だろうが何の影響もない。
むしろ、どこに行っても人が溢れかえっている3連休は、かえって不便。
ゆえに、家族で行楽地に行くわけでもなく、いつも通り以上にいつも通りの生活を送ることになる。
「いつも通り」ということは、=仕事をしなくてはならない。
しかし、3連休中は、これがままならないのである。


私は今、この日記を、あるファミレスで書いている。
いつも通りに仕事をしようと、ここにやってきた。
そう、(何度か書いたかもしれませんが)いつもファミレスやカフェで原稿を書いているのです。
雑誌に載る原稿も、「映画監督になる'05」という1冊の本も、すべてファミレス(&カフェ)から生まれています。
iBookを持ち込んで長時間居座るため、お店にとっては迷惑な客でしょう。
しかし、こちとら仕事、負けるわけにはいきません(何の勝負だか……)。
このファミレスオフィス化、最初は、子供が産まれ家で仕事ができなくなったため、仕方なく、でした。
しかし、習慣とは恐ろしいもので、非日常も、日々続くと日常となる。
今では、ファミレス(&カフェ)でないと、仕事ができない体になっています。


そして、今日もファミレスにいるというわけです。
ふだんは、夕方前のこの時間は、がらがらのすきすきで、見渡すと、客が私ひとり、ということもあるくらい。静かで、非常に仕事がはかどる時間帯です。
しかし、世の中はウキウキの三連休中。
しかも正月休みと限りなく接近している三連休とあって、周囲は昼間っからビールを飲む主婦のみなさんや、小泉劇場について熱く語るおじさん集団、携帯の着うたを聴かせ合うティーンネイジャーのみなさま……ほかのみなさまで、わいわいわいわい大賑わい。


というわけで、「3連休は仕事に没頭するゾ!」と家人に啖呵きって出てきたものの、こんな状況では仕事する気がまったく起こらず、窓の外をただただボーッと眺める私です。
端からみれば、3連休なのにひとりでボーッとしている寂しい独身男、という感じでしょうか。


晴れているのに粉雪が舞い落ちていて、明るいようなせつないような天気です。
見渡すと、席が満席になってきました。
こんな状況でパソコンを開いている勇気はなく、「本日休業」と、パソコンを閉じることにいたします。


いいのか、これで?