目を逸らさない医者

誰が言ったかしらないが、「焼酎は翌日に残らない」。
嘘だ、それは、
体内のさつま白波が今日も寄せては返し、二日酔い。
無性にノドが乾くので、ポカリスウェットをがぶのみしていたら、お腹をこわしてしまい……
もういや。

そんななか、1才児を連れて小児科へ。
最近は、ひとつの建物に内科やら眼科やらの個人病院がいろいろ入っている「病院シネコン」みたいなところが増えているが、1才児がアトピーで通院しているその小児科も、病院シネコン
そこに、最近、皮膚科ができた。
つい最近知ったことだけど、私も実はアトピーらしく、空気が乾燥する冬になると、肌がかゆくてしょうがない。
そしてひっかいて真っ赤になる。
というわけで、ついでに、そのあたらしい皮膚科に行って、診察してもらう。
初めて会ったその先生がとても熱心な人で、目を見てとうとうと病状を説明してくれるのだが、あまりにその目がまっすぐすぎて、しかもまったく視線を逸らすということがない。
私はそんなふうに視線を逸らさず目を見て話す人が、ちょっとこわい。
診察の間中、失礼にならない程度に目を逸らす技術について考えて、悩んでいたらいつのまにか血を吸われ(採血され)、高額の検査費を支払うことになってしまった。
これも彼のワザだとしたら、やはり目を逸らさない人には、注意しなければならない。