オーディション体験

風邪が治りかけたと思ったらぶり返したり……。
今は、ハナが止まりません。


今日は、オーディションに行った。
といっても、自分がオーディションを受けたわけではない。
この歳(30+α)でそんなことできるわけない。
審査されたわけでも、審査したわけでもなく、かといって、ただの見学でもないのです。
ふふふ。
じゃあ何かと問われたら、威張ってこう答えてみたい。
「作家センセイとして馳せ参じた」。


ま、実際はそんな偉そうなことでもないのだが、このあいだ、このオーディションの演技審査用の脚本を書かせてもらった関係で、「来てもいいよ」と誘ってもらったのだ。
全国で4万人近い人が受けたらしいこのオーディションも大詰めで、最終予備審査となる今日残っていたのは、30人。
その30人が、私が書いた1分半の物語を演じていて、なんとも不思議なキブン。
最初はうれし恥ずかし。
でもそのうちに、面白くなった。
同じ設定、セリフでも、それぞれの個性やセンスでセリフの言い方や間の取り方がまったく違う。
それを30パターンも見れたのは、とても貴重な体験だったと思う。
でもやっぱり、スターは最初から神様に選ばれたような、誰もが見入ってしまう人。
演技のウマイヘタじゃない。
そういう意味では、グランプリはきっとあの子かな、という目星もついてしまった。
見えた、という感じ。
それが当たりか否か、12月の最終オーディションが楽しみ。