海月先輩

tmrweb2005-04-22

散歩がてらに、近所の水族館へ。
ここで一番好きなのが、このひとたち。
「海月」と書いて、「くらげ」。


まず、目がないのがいい。
魚なんて、みんな目がギョロギョロしてるから、なんだか恐い。
人間も、目が大きい人は、苦手だ。
また、彼らには、口がない。
自然にエサ(プランクトン)を体内に取り込むことができる仕組みになっているから、必要ないのだ。
ただ海中を漂ってさえいれば、自然と生きていける。
だから、食べるために働くこともなく、働くために食べることもない。
それでいて、存在自体が、光ってる。


憧れるし、ずるい、とも思う。
がんばらなくて光れるなんて。
裏をかえせば──
がんばらなくても、光ることはできる。
と言われているような気がして、ちょっと肩の力が抜ける。


私にとって、海月は憧れの先輩だ。