TO・KI・O!

試写を2本拝見。
一本目はオムニバスシリーズ「Jam Films」の最新作『female』。
唯川恵、室井祐月など5人の女性作家が書き下ろした短編小説を、5人の監督が短編映画にしまとめたもの。
特に良かったのは、松尾スズキ監督・高岡早紀主演の『夜の舌先』。
あんなことやこんなことまで、松尾さん、もうやりたい放題という感じ。
恋の門』の10倍以上面白い。
http://www.female-movie.com/


二本目は、緒方明監督『いつか読書する日』。
長崎で撮影された坂ばっかりの風景が作品にマッチしていて、長崎出身者としてはそれだけで嬉しくなる。
住んでいたらそれが「当たり前」の風景だけど、離れて見ると、良い町だったのだなぁとつくづく思う(『解夏』を観たときも思った)。
緒方さんは初夏に『帰郷』という作品も公開されるけど、どちらも「沁みる」良い作品。
大人の映画の作り手として、今後の活躍に大期待。
試写会場で、斜め前に主演の田中裕子さんが座ってらして、「うわ、タナカユウコだ!」と興奮。
その隣の男性はもしや……?
と思ったら、ダンナ様だった。
長崎にいたころ、『ザ・ベストテン』を観ながら「カッチョイイな〜!」と思っていた、あのお方が目の前に。
うーん、さすが東京。
いや、TO・KI・O!
スーパーシティですばい。