税務署のトライ

はじめて、「税務署」というところにいった。
儲けに儲け、ダツゼイなんかしちゃったりし
「実はマルサが入って、今日は出頭さぁ」
なんてもったいぶって言ってみたいものだが、実際は地味〜に「確定申告」だ。
「税務署」行きもはじめてなら、「確定申告」もはじめてだ。
ずっと会社員だったので、まったく未知の分野。
しかも、計算や書類作成など、事務仕事が大の苦手なので、「自分にできるだろうか……?」とものすごく不安だった。


税務署内では、3人用の折りたたみ机がずらりと並び、人々が書類を前に格闘していた。
その机の間を縫うように、税務署員らしきおじさんたちがウロウロしている。
まるで、試験会場のようだった。
試験会場と違うのは、ウロウロ歩いているおじさんたちが、たまに立ち止まり、困っている人に答えを教えること。
私が行ったときは夕方で閉館時間も近かったため、生徒は少なく、でも先生は多く、試験会場のようで、実は家庭教師のトライのようでもあった。
マンツーマン授業。
私もマンツーマンで、おじさんがついた。
「そんなに見られてるとやりにくいなぁ」と思いつつも、いてくれないと記入方法がさっぱりわからない。
辛抱に辛抱を重ね、約1時間後、ようやく終了。
結局、最後まで、何がなんだかさっぱりわからないままだった。


でも、この1時間で、○万円もらえることになった。
「還付金」というらしい。
もともと自分のお金らしいが、戻ってくるとうれしい。
何を買おうか。
iPodか、iPod miniか、iPod photoか?
ぜんぶiPodじゃん。そんなに欲しいかiPod
欲しいです。
でも、iPodは1500オムツ。
半年分くらいのオムツ代だと思うと、なかなか……。