タイガー&ドラゴン

楽しみにしていた2時間ドラマ『タイガー&ドラゴン』を観る。
宮藤官九郎脚本、磯山晶プロデュース、金子文紀演出というチーム『木更津キャッツアイ』の新作。
それだけでも「これは観なければ」と思うのに、主演が『池袋ウエストゲートパーク』の長瀬智也&『木更津〜』の岡田准一ときて、さらに主題歌がクレイジーケンバンドの大傑作『タイガー&ドラゴン』。タイガー&ドラゴン
期待しまくりでテレビにかじりついて観た。


個人的には、宮藤さんの作品は、『池袋ウエストゲートパーク』『GO』『ピンポン』『アイデン&ティティ』などの原作モノが好き。
彼の才能として、笑いのセンスを挙げる人が多いけれど、実は原作からエッセンスを抽出して緻密かつ自由にシナリオにする構成力こそが並々ならぬ才能だと思う。
今回はオリジナルの脚本作だったので「どうなんだろう?」と思っていたが、かなり楽しめた。


でも、原作モノという足かせがあったほうが、彼の才能は輝くとやはり思った。
「不自由」があってこそ「自由」が活きるんだよなぁぁぁ。


それにしても、『池袋〜』しかり、『真夜中の弥次さん喜多さん』しかり、長瀬さんは宮藤さんの脚本との相性がすばらしい。
水曜が、楽しみ。