テープ起こしの嵐

テープ起こしデー。
取材も(特に取材前は)気が重くて苦痛だが、このテープ起こしがまたさらに苦痛。
「テープ起こし」は、インタビュー時に録音したテープの音声を、パソコンに文字入力する作業。SONY TCM-500 C TCC
人によりけりだけど、私はまず、一字一句、相手がしゃべったことをそのまま入力することにしている(なるべく相手の言葉やそれに含まれる意図や真意を曲げずに原稿に生かすため)。
そうすると、時間がかかる。
だいたい10分の会話を起こすのに、1時間ちょっとかかる。
インタビューの平均が60〜90分なので、1本の取材テープを起こすのに、ほとんど一日仕事になってしまう。
地味〜な作業で、忍耐力がいる。
しかも、テープには自分の声も入っており、それを聞くのがまた苦痛だ。
「もっとしっかりしゃべれよ!」
「あ、会話が途切れた……」
「気になる言葉を言ってるのにツッコミが足りない!」
など、自己ツッコミと自己嫌悪の嵐に堪え忍びながら、やっている。

苦痛のあまり(?)、今日は歯が痛くなった。
ケロリン」という薬を飲んだ。
ほんとうにケロッと治った。