写真を撮った日

写真はやはり、写真にしないと写真にならない。
デジカメを使うようになって気軽に写真を撮る機会は増えたけれど、それを見る機会は減ったような気がする。
モニターで見たり、パソコンの画面で見たりはするけど、どうも「写真」という実感がない。


今日、子供ができてはじめてちゃんと「写真」を撮った。
端午の節句ということで、5ヶ月児に桃太郎の貸衣装を着せ、スタジオで家族写真を撮ってもらう。
カメラマンさんたちは5ヶ月児を笑わせるのに必死で、笑わせるためのアノテコノテを勉強になった。
舌でタンタンタンと破裂音を出したり、ブルルルルと唇を鳴らしたり。
ぬいぐるみで気を引いたり、ぬいぐるみに飽きたら音の出るおもちゃで気を引いたり。
そこまでして笑い顔を撮ってもらわなくても……と正直思ったけど、笑わせるのも、仕事のうちらしい。
スタジオはハイテンションうずまく狂乱の場所になっていて、終わったらどっと疲れ果てる。
帰宅後、家族全員で昼間から床に倒れてしまった。


今日は「写真を撮った」。