輝けダメ人

tmrweb2005-04-07

祖母が畑で作って送ってくれた野菜の葉っぱに、なめくじがくっついていた。
うーん、さすが無農薬。
これぞ自然だなぁー
と。
一瞬感慨にふけりそうになったが、やはりちょっとグロテスクでギョッとする。
いや。
「ひええ!」という家人の尋常ではない恐がり声に、むしろそっちの方にギョッと驚く。
以降、しばらく呼吸を乱してフルエており、「もう二度と野菜室は開けれない!」と半狂乱状態だった。
なにもそこまで……と思ったが、我が身を振り返ると、自分にも、人知れず過大に恐いモノはある。
私の場合は、犬猫鹿魚キュウリがダメだ。


犬は追いかけれて電信柱に登ったことがあり。
猫はじっと見つめられると心を見透かされている気がする。去年、公園でバッグにうんちもされた。嫌われている。
鹿は奈良に行くと必ず追いかけられる。
猿に、飛びかかられたことがある。
キュウリは給食でむりやり食べさせられ、クラス全員が「がんばれ!」と声をかけるなかで何度吐いてしまったことか。


ダメなものが多いと、ダメな人に優しくしなくてはと思える。
そうやって私は、ダメ好き人間になった。